2019/05/01
戸建住宅 ピアノ防音工事
こんにちは!
防音・音響工事 全国対応のリブテックです。
今回は、ご相談を頂き 現地調査に伺い 弊社が工事を行った案件をご紹介します。
(上記 画像は弊社改修後のピアノ室です)
「防音工事を行ったのに満足した演奏ができない。。。」
このようなご相談が異常に増えています。
失敗してからでは遅い!!これ以上 不幸な人が増えないように防波堤として
防音工事講座では 失敗から学ぶ 失敗しない防音工事を発信していきます。
つくった工務店も「これは防音室ではない」と認め工事中断
こちらのお客様は、ピアノ教室をするために防音工事を検討され、ご自宅を建てた工務店に相談されました。
建材メーカーの資材を使って、メーカーが出している施工マニュアル通りに施工してくれたのですが、仕上げの壁紙を貼っていると その音が隣のリビングで丸聞こえの状態に、慌てて弊社にお電話をかけてこられました。
防音になっているのか見て欲しいとのお話で早々に現場に行きましたが、出入り口にはアルミサッシが1重しか付いておらず、隣の部屋で弾いているピアノの音がそのまま聞こえる状態でした。全く防音工事の知識がないことがわかる現場でした。工務店の営業の方も、これは防音室ではないと認めていました。
工事中断により2週間の工事予定が守られず家族皆さんの生活に影響が出ていました。
(上記 写真は改修前のお部屋です。)
失敗の原因は知識のない業者と建材カタログ!
解体をしてみると、天井にはボードを3重で貼ってあるだけで、床は元々のフロアー材の上に遮音シートを敷いてベニヤと床材が貼ってあるだけで、普通の部屋を少し頑丈にしたような作りでした。
問題の業者に共通することは、訳もわからず建材カタログを見て、商品を使い、失敗をすることです。
カタログなど見るとサッシメーカーでも建材メーカーでも小さな文字で500Hzに関して。。。と書かれていることをよく見ます。これはまったく意味のないもので私たちがその材料を使用するときの目安でしかありません。
全て解体!一からつくり直しで安心して演奏できるピアノ室へ
弊社の工事前の性能はDr-30dB以下で測りきれませんでした。
そこでまず、天井と床を解体しリビングと防音室の床が同じ高さになるように、構造の床からつくり直しました。
床下には束補強を行い、天井高はできる限り高く計画をしました。
防音室を支える躯体の遮音補強が弊社では重要と考えています。遮音性能はDr-50dB保証です。
日常生活を取戻し 豊かな音楽ライフへ
内装の仕上げ前にしっかりとオクターブ測定で音テストを行い、遮音性能を確認してからクロス工事などの仕上げを行いました。
仕上がりの天井高も一般的な洋室の天井高と同じくらいの2m40cmを確保でき、完成後はピアノの練習室にも お教室にもフル活用して頂いています。
夏休み中ずっとグランドピアノがリビングを占拠するという生活をされていたので、弊社スタッフもなんとかしてあげたいという一心で動いた案件です。完成後はスタッフも非常に感動しました。(K.M)
防音工事はデリケートな工事です。失敗を繰り返さない為にも、お客様をはじめ施工する業者も気をつけて下さい。
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